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朝顔の
空のま中の
青さかな |
- 前立腺がんの治療によってQOLがどの程度低下したか。特に日々の運動習慣にどの程度影響したかを述べて
- みたい。
- 治療中の頻尿については夜間3、4回の時もあり、多少睡眠不足を感じたが気ままな暮らしであったのでそれ
- ほど気にならなかった。
- 放射線の外照射期間中およびその後3週間ほどの禁酒も、この程度は我慢しなければと思い耐えた。耐えたとは
- 大げさであるが呑兵衛にとってはQOLのひとつかと思う。
- その他、ホットフラッシュ(ほてり)で時々顔面が暑くなるが、服を一枚脱げばよいことなので大きな問題ではなかった。
- 私の一番の関心事はホルモン療法の副作用で筋力が低下するということであった。
- 運動が習慣になっていたので、今までと比べてどこまで出来なくなるのかが気がかりであり、事前にタニタの
- 体組成計インナースキャン 50VBC622 を購入し、筋肉量の減少の程度を測定し参考にしようと考えた。
- 以下、そのデータと運動習慣への影響を解析してみた。
- 図Ⅰのごとく、筋肉量は見かけ上は変化がなかった。しかし図Ⅱのラン・ウォークの距離(朝の運動距離)に
- 表れているように2014年6月のホルモン療法再開の頃から顕著に距離が落ちている。
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- これは走りたくても脚がついてこなくなった結果である。実感としてはフルマラソンの翌日、走りたくても
- 思うように走れないのと似ている。
- ある程度歩くことはできることから、筋肉低下の内容は特に瞬発力を発揮する白筋が回復しにくいのではない
- かと感じた。
- 自転車はPSA高値であることが分かってから、前立腺を刺激しないようにすでに休止していた。
- 残る水泳については週2回または3回の頻度で続けることができた。内容は気ままなゆったりペースであるが、
- 続けられただけでもありがたかった。
- 体重は図Ⅱのごとく54kgから60kgまで上がってしまった。
- また体脂肪率は初期が7%となっており、一見結構低い数値であるがこれは計測器の問題であり、同じタニタ
- の TBF537での測定値は13%であった。ジムでの測定値も13%台であったので一般の
- 計測値はこれくらいかと思う。
- それでも値の変化は参考になる。すなわち、筋肉量はあまり変わらず体脂肪のみどんどん増えたということで
- ある。
- このままホルモン療法が続いていたら、どうなっていただろうかと恐ろしい思いがする。
- 今後は、筋力の回復がどこまでできるのか。1年後、あるいは2年後に良い結果をお伝えできればと願って
- いる次第です。